ルール・マナー

バンカー ルール完全ガイド|ソール・素振り・2打罰を場面別に判断

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バンカー ルールは、バンカーでクラブを砂につける行為を一律に禁じる規則ではありません。禁止されるのは、砂の状態を試す接触、球の直前・直後への接触、練習スイングやバックスイングでの接触です。救済では、バンカー内のアンプレヤブルは通常1罰打、外へ出す追加選択肢は合計2罰打ですが、一時的な水から外へ出す救済は1罰打です。

ゴルフ場のバンカーで砂の上のボールに構えるプレーヤー Photo by Richard Webb on Wikimedia

はじめに

バンカールールは、球のあるコースエリア、砂へ触れた場所・動作・目的、救済理由と場所を分けて判断します。規則全体の位置づけはゴルフルール・マナー完全ガイドで確認できます。

バンカー ルールとは|球がバンカー内かを最初に判定

バンカー ルールとは、ゴルフの規則12を中心に、球がバンカー内にあるか、砂への接触が認められるか、どの救済を選べるかを定める特別規則です。最初に球の位置を確定しないと、その後のソール、素振り、救済の判断もずれます。

R&A規則12.1では、球の一部が縁の内側の地面の砂へ触れていればバンカー内です。縁の内側でも、土や草の上だけにあり砂へ触れていなければ、バンカー内の球ではありません。

一般的なゴルフコースでは、グリーン周辺のガードバンカーと、フェアウェイ途中のフェアウェイバンカーという呼び方があります。ただし、名称や難しさではなく、球と砂の位置関係が規則12.1の判定軸です。

ソールと砂への接触|禁止4場面と許される行為

ソールはクラブヘッドの底面、または底面を地面へつける動作を指します。バンカーでは、ルースインペディメントと動かせる障害物を取り除くことは認められますが、砂のテストやストローク条件の改善へつながる接触は認められません。

禁止になる4場面

禁止になる接触は、次のストロークに関する情報や有利な状態を得る接触として整理できます。規則12.2bが明示する中心場面は4つです。

  1. 手、クラブ、レーキなどで砂の硬さ・深さ・湿り具合を意図的に試します。
  2. クラブで球の直前の砂へ触れます。
  3. クラブで球の直後の砂へ触れます。
  4. 練習スイング、または実際のストロークのバックスイングでクラブが砂へ触れます。

球を捜すための接触などには例外がありますが、その機会にストローク条件を改善してはいけません。

砂に触れても直ちに罰とならない行為

足を潜り込ませる、用具を置く、転倒防止でクラブへ寄りかかる行為は、ストローク条件を改善しない限り直ちに罰とはなりません。

場面原則判断理由
球の直前・直後へクラブを接地禁止アドレスでも明示的な制限区域です
練習スイングでクラブが砂へ触れる禁止練習スイング中の砂への接触です
バックスイングでクラブが砂へ触れる禁止実際のストローク直前の接触です
手やレーキで砂の硬さを試す禁止次のストロークの情報を得ます
足を潜り込ませてスタンスを取る許可通常のスタンス準備です
クラブやバッグを砂へ置く条件付きで許可置くだけなら禁止行為ではありません
転倒防止でクラブへ寄りかかる条件付きで許可状態を改善しない合理的な行為です
コース保護のため別の場所をならす条件付きで許可次のストローク条件を改善してはいけません

小石や小枝を取り除いて球が動いた場合は、球をリプレースして1罰打となる扱いがあります。レーキのような動かせる障害物を取り除くときに球が動いた場合は、無罰でリプレースします。この違いはGolf Monthlyのルール整理でも確認できます。

バンカー 素振り 新ルール|素振り自体と砂への接触を分ける

バンカー 素振り 新ルールの要点は、一般の罰の対象が「素振りそのもの」ではなく、「練習スイングでクラブがバンカーの砂へ触れること」だという点です。空中でクラブを振り、砂へ触れなければ、規則12.2bの禁止行為には当たりません。

R&A規則12.2bは「練習スイングを行うとき。」の砂への接触を禁じています。素振りの有無ではなく、クラブヘッドが砂へ触れたかを確認します。

2打罰・1打罰・無罰|ペナルティを理由別に整理

ストロークプレーでは規則12.2違反の一般の罰が2罰打ですが、マッチプレーではそのホールの負けです。バンカー ペナルティを「何でも2打罰」と記憶すると、プレー形式と救済の罰打を混同します。

違反への罰と、救済を選ぶために加える罰打は性質が違います。練習スイングで砂へ触れた2罰打は規則違反への一般の罰です。アンプレヤブルで1罰打または合計2罰打を加えるのは、規則に認められた救済を選ぶためです。

原因・選択ストロークプレーマッチプレー/条件球をプレーする場所
規則12.2b違反2罰打そのホールの負け原則として球はそのまま扱います
アンプレヤブルの通常救済1罰打同じ1罰打ストロークと距離、またはバンカー内
アンプレヤブルで外へ出す追加救済合計2罰打同じ合計2罰打バンカー外の後方線上
異常なコース状態からバンカー内救済無罰無罰同じバンカー内
異常なコース状態から外へ出す救済1罰打同じ1罰打バンカー外の後方線上

日本ゴルフ協会が公表した2024年予選競技のルーリング集計では、アンプレヤブルの救済が7件あり、バンカー内の球を2罰打で外へ出した事例は0件でした。同コラムは通常のアンプレヤブルについて「1罰打で3つの選択肢があります。」と整理しています。

制度の存在と競技での頻度は別です。競技では状況、救済理由、ドロップ場所を分けて伝えます。

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バンカーから出すルール|アンプレヤブルの4つの選択肢

アンプレヤブルの球を選べるのはプレーヤー本人です。バンカー内では規則19.3に4つの選択肢があり、救済エリアが同じバンカー内か外かによって、1罰打と合計2罰打を分けます。ラテラル救済ではクラブ長さが範囲の基準です。

規則19.3が示す通常の3選択肢は、ストロークと距離の救済、バンカー内の後方線上救済、バンカー内のラテラル救済です。後方線上またはラテラルを選ぶ場合、球を同じバンカー内へドロップし、同じバンカー内に止める必要があります。

選択肢罰打基点・線球が止まる場所
ストロークと距離1罰打直前のストローク場所直前の場所に応じます
バンカー内の後方線上1罰打ホールと元の球を結ぶ線の後方同じバンカー内
バンカー内のラテラル1罰打元の球から2クラブ長さ以内同じバンカー内
バンカー外の後方線上合計2罰打ホールと元の球を結ぶ線の後方バンカー外

後方線上救済のドロップ方法はドロップの正しいやり方で確認できます。

アンプレヤブルはペナルティーエリアでは使いません。赤杭黄杭の区域で球がプレーできない場合は規則17を使うため、バンカーのアンプレヤブル救済と混同しないでください。

コースマネジメントでは、救済後の次の一打をどこから打つかまで考えて選択します。

一時的な水と異常なコース状態|無罰と1罰打の境界

一時的な水は異常なコース状態の一種です。球、意図するスタンス区域、意図するスイング区域へ物理的な障害があるときは、アンプレヤブルではなく規則16.1cを先に確認します。

同じバンカー内で完全な救済のニヤレストポイントを決め、そこを基点とする救済エリアへドロップする方法は無罰です。完全な救済を受けられる地点が同じバンカー内にない場合は、最大限の救済を受けられるポイントを使える場合があります。

バンカー外へ出したい場合、規則16.1cには1罰打の後方線上救済があります。アンプレヤブルの球を外へ出す規則19.3bは合計2罰打なので、「バンカー 出す 罰」は外へ出た事実だけでは決まりません。

救済理由バンカー内バンカー外外へ出す罰打
アンプレヤブル通常3選択肢後方線上の追加選択肢合計2罰打
一時的な水など異常なコース状態完全救済または最大限の救済後方線上1罰打

現場の判断フロー|球の位置・行為・救済場所の順に確認

ローカルルールと競技委員会は、コース固有の処置や競技中の事実確認に関わります。通常の規則判断は、球の位置、砂へ触れた行為、救済理由と場所という3段階で整理すると、バンカー 一打罰とバンカー 2打罰を混同しにくくなります。

flowchart TD
    A[球の位置を確認] --> B{球はバンカー内か}
    B -->|いいえ| C[該当する別のコースエリアの規則]
    B -->|はい| D{砂へ触れたか}
    D -->|はい| E{禁止された場所・動作・目的か}
    E -->|はい| F[規則12.2bの一般の罰を確認]
    E -->|いいえ| G[球をあるがままにプレー]
    D -->|いいえ| H{救済を受けるか}
    H -->|アンプレヤブル| I{球を止める場所}
    I -->|同じバンカー内| J[通常は1罰打]
    I -->|バンカー外| K[後方線上で合計2罰打]
    H -->|異常なコース状態| L{球を止める場所}
    L -->|同じバンカー内| M[条件を満たせば無罰]
    L -->|バンカー外| N[後方線上で1罰打]

その場で確認する3項目

  1. 球の位置:球の一部が縁の内側の砂へ触れていたかを確認します。
  2. 砂への接触:球の直前・直後、練習スイング、バックスイング、砂のテストのどれかを確認します。
  3. 救済の理由と場所:アンプレヤブルか異常なコース状態か、球を同じバンカー内と外のどちらへ出すかを確認します。

罰が分からないまま次のストロークを行うと、誤所からのプレーなど別の問題へ広がることがあります。公式競技では、球を動かす前に委員会へ確認し、すでに処置した場合は順番と場所を説明してください。

ゴルフマナーとして、球が出た後は足跡とショット跡をならします。プレーのペースを守り、次のプレーヤーが不利にならない状態へ戻します。

3つだけ覚えるなら、A)球がバンカー内か、B)砂へ触れた場所・動作・目的、C)救済理由と球を止める場所です。 グリーンへ出た後の扱いはグリーン上のルールとマナーへ続きます。

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Sources

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