乗用カート利用時の注意点
ゴルフ場でのラウンドにおいて、乗用カートは快適なプレーを実現する重要な移動手段です。しかし、誤った使い方をすると同伴者に迷惑をかけるだけでなく、重大な事故につながる危険性もあります。本記事では、乗用カート利用時の注意点とマナーについて詳しく解説します。
乗用カートの基本ルールと運転資格

日本のゴルフ場では、自動車運転免許証を所持している方のみが乗用カートを運転できるのが一般的です。ゴルフルールとマナー完全ガイドでも触れているように、これは安全面を考慮した重要なルールとなっています。
メンバー全員が無免許の場合は、歩きでのプレーまたはキャディ付きプレーを選択する必要があります。また、飲酒運転は公道と同様に多くのゴルフ場で厳格に禁止されており、違反した場合は退場処分となることもあります。
運転時の基本的な注意事項
乗用カートの運転時には、以下の基本事項を守る必要があります。
| 注意項目 | 内容 | 重要度 |
|---|---|---|
| 速度制限 | 時速15km以下を維持 | 高 |
| ブレーキ確認 | 停車時は確実にパーキング | 高 |
| 走行経路 | 指定されたカート道またはフェアウェイ | 高 |
| 乗車定員 | 座席数を超えて乗車しない | 高 |
| 運転中の操作 | カーナビ・携帯電話の操作禁止 | 中 |
米国の統計では、毎年15,000人以上がゴルフカート関連の怪我で救急外来を受診しており、過去15年で130%も増加しています。また、事故の31%は16歳未満の子供が被害者となっているため、特に同伴者に子供がいる場合は細心の注意が必要です(出典:Measures to prevent golf cart-related injuries)。
走行経路と停車位置のマナー
乗用カートの走行経路は、ゴルフ場によって大きく異なります。コースでのラウンド攻略を円滑に進めるためにも、当日のルールをしっかり確認しましょう。
走行経路の種類
カート道専用コースでは、決められたカート道路のみを走行します。グリーンやティーイングエリアに近づく際は、カート道から歩いて移動する必要があります。
フェアウェイ乗り入れ可能コースでは、グリーン周辺を除き、フェアウェイ内を自由に走行できます。ただし、前日の雨や朝露の状態によっては当日になって乗り入れ禁止となることもあるため、マスター室やGPSナビ画面で必ず確認してください。
停車時の重要ポイント
カートを停車する際は、ブレーキをしっかりと踏み込んでパーキング状態にする必要があります。ブレーキの踏み込みが甘いと、坂道でカートが動き出す危険性があります。実際に、池やがけにカートが転落し、骨折や頸椎損傷などの重大事故が発生した事例も報告されています。
停車してはいけない場所として、以下の場所は必ず避けましょう。
- 急な坂道や傾斜地
- グリーンやハザード付近
- 足場の悪い場所
- 他のプレーヤーの打球ラインやプレーの邪魔になる位置
プレーファーストを意識したカート操作

スコアメイク術を実践する上でも、スムーズなカート操作はスロープレー防止に直結します。
カートを動かすタイミング
最も重要なルールは、打とうとしている人がいる時はカートを動かさないことです。ゴルフカートはエンジン音が大きく、打者の集中を妨げてしまいます。自分が打ち終わったからといって、すぐにカートを前に進めてはいけません。
2024年現在、自分がボールを打った後に数本クラブを持って自由気ままにカートを前に進めてしまうゴルファーが増えており、マナーの乱れが指摘されています(出典:ゴルフカートのマナーが乱れている)。全プレーヤーより先にカートを進めないことを常に意識すべきです。
スマートなカート操作
効率的にラウンドを進めるには、次のような配慮が求められます。
- クラブの準備:次のショット地点に近づいたら、必要なクラブを事前に複数本持って降りる
- カート配置:次のホールへの移動を考慮し、進行方向側に停める
- 荷物の整理:使用したクラブはすぐに片付け、出発時にもたつかないようにする
- 同伴者への配慮:全員が乗車したことを確認してから発進する








