ゴルフバッグの飛行機輸送方法:快適なゴルフ旅行のための完全ガイド
ゴルフ旅行を計画する際、愛用のゴルフバッグを飛行機で安全に運ぶ方法は重要な課題です。国内線・国際線それぞれの規定や料金体系、破損防止の梱包テクニックまで、ゴルフバッグの飛行機輸送に関する全ての情報を詳しく解説します。
ゴルフバッグの飛行機預け入れの基本

ゴルフバッグは通常の手荷物と同様に、空港のチェックインカウンターで預けることができます。ただし、航空会社によってルールが異なるため、事前の確認が重要です。
ゴルフクラブは機内持ち込みができません。なぜなら、クラブは潜在的な武器とみなされるためです。そのため、必ず受託手荷物として預ける必要があります。多くの航空会社では、ゴルフバッグは通常の受託手荷物の個数制限にカウントされます。
ゴルフ用品完全ガイドでは、ゴルフバッグの選び方についても詳しく解説しています。旅行用として適したバッグの選定も、快適な輸送の第一歩です。
国内線でのゴルフバッグ輸送:主要航空会社の規定と料金
JAL(日本航空)の規定
JAL国内線のエコノミークラスでは、受託手荷物は2個まで無料で預けることができます。ゴルフバッグを含む1個あたりの条件は以下の通りです。
- 重量:23kg以内
- サイズ:3辺の総和が203cm以内
この条件を満たせば、ゴルフバッグは無料で預けられます。超過した場合は、追加料金が発生します。
ANA(全日本空輸)の規定
ANAでは座席クラスによって無料手荷物許容量が異なります。
- プレミアムクラス:1人あたり40kgまで無料
- 普通席:1人あたり20kgまで無料
ANAの場合、個数ではなく重量で管理されているため、ゴルフバッグと他の荷物の合計重量が許容範囲内であれば無料です。
参考:ANAスポーツ用品案内
LCC(格安航空会社)の場合
ジェットスター、ピーチ、スカイマークなどのLCCでは、ゴルフバッグの預け入れは基本的に有料となります。料金は航空会社や予約時期によって異なるため、必ず事前に確認しましょう。
多くのLCCでは、オンラインで事前に申し込むと空港カウンターで申し込むよりも料金が安くなる傾向があります。
重量超過時の料金
国内線で重量超過となった場合の追加料金の目安は以下の通りです。
| 超過重量 | 料金目安 |
|---|---|
| 1~10kg | 1,500円~2,000円 |
| 11~20kg | 2,500円~3,500円 |
| 21~30kg | 4,000円~4,500円 |
重量を抑えるために、バッグ内の不要な小物は取り除き、できるだけ軽量化を心がけましょう。
国際線でのゴルフバッグ輸送:料金と注意点

JAL国際線の規定
JAL国際線のエコノミークラスでは、受託手荷物は2個まで無料です。1個あたりの条件は国内線と同様で、23kg以内かつ3辺の総和が203cm以内となります。
ビジネスクラスやファーストクラスでは、より多くの荷物が無料で預けられます。
参考:JAL国際線手荷物案内
ANA国際線の規定
ANA国際線でもエコノミークラスは23kg×2個が基本です。路線によって異なる場合があるため、予約時に確認が必要です。
国際線の超過料金
国際線で重量や個数を超過した場合、国内線よりも高額な料金が発生します。
- 北米路線:1個あたり1万円以上
- ヨーロッパ路線:1個あたり1万円以上
- アジア路線:1個あたり5,000円~8,000円
国際線の場合、超過料金が非常に高額になるため、事前の重量確認が重要です。
米国系航空会社の規定
アメリカン航空では、ゴルフバッグはクラブ、ボール、ティー、そして1足のゴルフシューズを含めて1個の荷物としてカウントされます。標準的な受託手荷物料金が適用され、50ポンド(約23kg)以下であれば通常料金、50ポンドを超えると超過料金が追加されます。
参考:American Airlines Special Items
米国系航空会社の一般的な料金は30~60ドルですが、重量超過の場合は50~100ドルの追加料金が発生します。
ゴルフバッグの破損防止:梱包と保護の技術
航空会社の補償について
重要な注意点として、航空会社の規定によりスポーツ用品の破損は補償の対象外となることがほとんどです。ゴルフバッグやクラブが破損しても、航空会社は責任を負わないケースが多いため、自己防衛が必要です。
米国運輸省のデータによると、2022年には4億6000万個の預入荷物のうち300万個が取り扱いミスの対象となりました。前年2021年と比較して50%増加しており、荷物の取り扱いには細心の注意が必要です。
参考:Greencard Golf - Major US Airline Golf Bag Allowance
基本的な梱包方法
ゴルフバッグを安全に輸送するための梱包手順は以下の通りです。
- ヘッドカバーの装着(必須)
すべてのクラブにヘッドカバーを装着します。ヘッドカバーがない場合は、気泡緩衝材(エアパッキン)やタオルを巻き付けて保護します。
- クラブの配置
中央に長めのドライバーやウッドを配置し、周りをアイアンやパターで囲むように収納します。これにより、衝撃が外側のクラブで吸収され、内側のクラブを守ります。
- 隙間の充填
バッグ内でクラブ同士がぶつかり合わないよう、タオル、衣類、または緩衝材で隙間を埋めます。移動中の振動でクラブが動かないようにすることが重要です。
- 外側の保護
バッグ全体をトラベルカバーで覆います。さらに保護を強化したい場合は、ハードケースの使用を検討しましょう。
参考:Golf Medley - ゴルフバッグを飛行機に預ける方法
トラベルカバーとハードケースの選択
| 保護方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| トラベルカバー(ソフトケース) | 軽量、コンパクト、価格が安い(3,000円~8,000円) | 衝撃吸収性は限定的 |
| ハードケース | 最高レベルの保護、航空会社によっては外装に損傷がなければ内部の破損も補償対象外となる | 重い、かさばる、高価(15,000円~40,000円) |
| バブルラップ+トラベルカバー | 適度な保護、コストが低い | 手間がかかる |
多くの航空会社は、ハードケースに入っていないスポーツ用品の破損には責任を負いません。また、ハードケースの外側に目に見える損傷がない場合、内側のスポーツ用品の破損にも責任を負わないことがあります。
参考:Vessel Golf - Airline-Approved Golf Travel Bags
プロゴルファーの梱包テクニック
プロゴルファーやゴルフ旅行の頻度が高い人は、以下のような追加の対策を行っています。
- シャフトの保護:最も破損しやすいシャフト部分に追加のパッドを巻く
- 重量物の除去:シューズやボールなどの重いものは別の荷物に入れ、バッグ内の総重量を軽減
- 写真撮影:預ける前にバッグの状態を写真で記録し、万が一の破損時の証拠とする
- 保険の加入:旅行保険でゴルフ用品の破損をカバーするオプションを追加
空港での手続きと所要時間

チェックインカウンターでの手続き
ゴルフバッグを預ける際の手順は以下の通りです。
- 早めの到着
ゴルフバッグの預け入れは通常の手荷物よりも時間がかかる場合があります。特に繁忙期や週末は混雑するため、国内線では出発の2時間前、国際線では3時間前の到着を推奨します。
- チェックインカウンターでの申告
自動チェックイン機ではなく、有人カウンターでゴルフバッグを預ける旨を伝えます。
- 重量測定とタグ付け
カウンターでバッグの重量を測定し、荷物タグが付けられます。この際、預け入れ証(クレームタグ)を必ず受け取りましょう。
- 特別な取り扱いの確認
航空会社によっては、ゴルフバッグは通常の手荷物とは別のルートで搬送される場合があります。到着時の受け取り場所を確認しておきましょう。
到着後の受け取り
到着空港では、ゴルフバッグは通常の手荷物カルーセルとは別の場所(オーバーサイズ荷物受取所)に出てくることがあります。空港スタッフに確認するとスムーズです。
受け取り時には、必ずその場でバッグの状態を確認しましょう。破損や紛失が見つかった場合は、すぐに空港の手荷物サービスカウンターに報告する必要があります。
代替手段:宅配便サービスの活用
ゴルフバッグ専門宅配サービス
飛行機での預け入れが心配な場合、宅配便サービスを利用する選択肢もあります。
主な宅配便サービス:
- ヤマト運輸「ゴルフ宅急便」
- 佐川急便「飛脚ラージサイズ宅配便」
- 日本郵便「ゴルフゆうパック」
宅配便のメリットとデメリット
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 料金 | 国内往復で3,000円~5,000円程度 | 航空会社の無料枠を使えば0円 |
| 安全性 | 専門的な取り扱いで破損リスクが低い | |
| 利便性 | 自宅⇔ゴルフ場直送で空港での手続き不要 | 配送日数がかかる(2~3日) |
| 保険 | 配送保険が適用される |
宅配便は特に高価なクラブセットを持つゴルファーや、空港での待ち時間を避けたい方に適しています。
コードシェア便と乗り継ぎ便の注意点

コードシェア便の手荷物ルール
コードシェア便(共同運航便)では、運航する航空会社の手荷物ルールが適用される場合があります。例えば、JALのコードで予約してもアメリカン航空が運航している場合、アメリカン航空のルールが適用されることがあります。
予約時に運航会社を確認し、その会社の手荷物規定を事前に調べておくことが重要です。
乗り継ぎ便での注意点
乗り継ぎ便を利用する場合、以下の点に注意が必要です。
- スルーチェックイン:最終目的地までゴルフバッグがスルーで運ばれるか確認
- 乗り継ぎ時間:ゴルフバッグの積み替えには時間がかかるため、十分な乗り継ぎ時間(最低2時間)を確保
- 異なる航空会社間の乗り継ぎ:手荷物ルールが異なる可能性があるため、両方の航空会社の規定を確認
特に国際線から国内線への乗り継ぎでは、一度ゴルフバッグを受け取り、再度預け直す必要がある場合もあります。
海外ゴルフ旅行での追加の注意点
税関申告
海外から高価なゴルフクラブを持ち帰る際、税関申告が必要になる場合があります。日本では、海外で購入した物品の免税範囲は20万円までです。それを超える場合は課税対象となります。
国によるゴルフ用品の規制
一部の国では、ゴルフ用品の持ち込みに特別な規制がある場合があります。特に木製のティーなどは、農産物検疫の対象となることがあります。
言語の壁への対応
英語圏以外の国では、空港スタッフとのコミュニケーションが難しい場合があります。「ゴルフバッグ」「壊れもの」「注意して扱ってください」などの基本的なフレーズを現地語で準備しておくと役立ちます。
また、スマートフォンの翻訳アプリをダウンロードしておくことも有効です。
よくある質問(FAQ)

Q1: ゴルフバッグに何本までクラブを入れられますか?
A1: 一般的に14本までのクラブが認められています。これはゴルフのルールで定められた最大本数です。航空会社もこの基準に沿っていることが多いです。
Q2: ゴルフシューズは別の荷物に入れるべきですか?
A2: 多くの航空会社では、1足のゴルフシューズはゴルフバッグに含めることができます。ただし、重量軽減のため、別の荷物に入れることも可能です。
Q3: ゴルフボールは機内持ち込みできますか?
A3: はい、ゴルフボールは機内持ち込み可能です。ただし、液体物のルールには注意が必要です(ボール自体は液体ではありませんが、一緒に持ち込む潤滑剤などは制限対象)。
Q4: バッテリー式のゴルフカートは飛行機で運べますか?
A4: 電動カートのバッテリーはリチウム電池の場合、航空輸送に制限があります。事前に航空会社に確認が必要です。
Q5: ゴルフバッグが破損した場合、どうすればいいですか?
A5: 到着後すぐに空港の手荷物サービスカウンターに報告してください。写真を撮り、報告書(PIRレポート)を作成してもらいます。ただし、航空会社の規定により補償されない可能性が高いため、事前の保険加入が推奨されます。
まとめ:安心してゴルフバッグを飛行機で運ぶために
ゴルフバッグの飛行機輸送は、適切な準備と知識があれば安全かつスムーズに行えます。
重要なポイントのまとめ:
- 航空会社の規定を事前確認:国内線・国際線、LCCかフルサービスかで大きく異なる
- 無料枠を最大限活用:JALは23kg×2個、ANAは20kg~40kgが無料
- 梱包は徹底的に:ヘッドカバー、隙間充填、トラベルカバーは必須
- 破損対策は自己責任:航空会社の補償は期待できないため、保険加入を検討
- 早めの空港到着:国内線2時間前、国際線3時間前が安心
- 受け取り時の即座確認:破損はその場で報告する
ゴルフ旅行完全ガイドでは、国内外のおすすめゴルフ場や旅行の計画方法についても詳しく解説しています。
適切な準備を行うことで、ゴルフ旅行をより快適に、そして安心して楽しむことができます。愛用のクラブとともに、素晴らしいゴルフ体験を満喫してください。






