アイアンシャフトの選び方ガイド
アイアンシャフトの選択は、ゴルフのスコアメイクに大きく影響する重要な要素です。適切なシャフトを選ぶことで、ショットの安定性が向上し、飛距離も最適化されます。本ガイドでは、シャフト選びの基準から、具体的な選択方法まで詳しく解説します。
シャフト選びの基本:素材による違い

アイアンシャフトには大きく分けて「スチールシャフト」と「カーボンシャフト」の2種類があります。それぞれの特徴を理解することが、最適なシャフト選びの第一歩となります。
スチールシャフトは金属でできており、捻じれに強いため安定したスイング軌道が期待できます。ミスショットに強く、方向性の安定が求められるゴルファーに適しています。一般的な吊るしのアイアンに標準装備されているスチールシャフトは重さが100グラム前後であることが多く、初心者から中級者まで幅広く使用されています。
一方、カーボンシャフトは素材自体が軽量でしなりやすいのが特徴です。女性や年配の方のような非力な方でも簡単に飛距離が出せるシャフトですが、スチールに比べてコストが高く、ミスショットの許容性がやや低いというデメリットもあります。女子プロが使用しているシャフトは80〜90グラム台が多いことからも、軽量化のメリットが理解できます。
詳しくはALBA Net - アイアンシャフト選びをご参照ください。
重量選択の基準
シャフトの重さは「振り切れる範囲内で出来るだけ重いもの」が良いとされています。これは、重いシャフトの方がスイング軌道が安定し、方向性が向上するためです。しかし、重すぎてしまうと振り切ることができなくなり、ラウンド後半で体力がなくなった際にスイングが不安定になるリスクがあります。
7番アイアンのキャリー距離を基準にした選び方が効果的です。キャリーが140ヤード以下の場合は90グラム以下の軽量スチール、または80グラム以下の軽量カーボンが適しています。キャリー140〜150ヤードを超えるタイプは100グラム以上のスチールやカーボンシャフトも選択肢に入ります。
アイアンショットの基本を理解することで、自分に適した重量がより明確になります。
| キャリー距離 | 推奨シャフト重量 | 対象ゴルファー |
|---|---|---|
| 120ヤード以下 | 70-80g(カーボン) | 女性・シニア |
| 120-140ヤード | 80-90g(軽量スチール/カーボン) | 一般女性・シニア男性 |
| 140-160ヤード | 90-100g(スチール) | 一般男性 |
| 160ヤード以上 | 100-130g(重量スチール) | アスリート・上級者 |
フレックス(硬さ)の選び方と注意点
フレックスは柔らかい順にL(レディース)、A(アベレージ)、R(レギュラー)、SR(スティッフレギュラー)、S(スティッフ)、X(エキストラ)の6種類があります。ヘッドスピードが速い人ほどシャフトは硬いものを選ぶと良いとされています。
ただし、重要な注意点があります。メーカーやモデル間で統一した基準がなく、同じ「S」表記だとしても実際の硬さが異なることがあります。実際、S-Flexと表記されたシャフトでも、スイングスピードで30mph以上の差があることが研究で示されています(出典:ExactGolf - Iron Shaft Comparison)。
そのため、フィッティングの際は必ず実際に試打し、自分のスイングとの相性を確認することが重要です。ゴルフ用品完全ガイドでも詳しく解説していますが、専門店でのフィッティングを強くお勧めします。
トルクとキックポイントの理解

トルク(ねじれ度合い)
トルクとはシャフトのねじれの度合いを表す数値で、大きいもので7〜8度、小さいものだと1度ぐらいのシャフトもあります。
トルク値が3.5以下のシャフトであれば、コントロール性が良くなるというメリットがありますが、敏感に反応してしまうため、ミスが多くなることもあります。一方、トルクの数値が3.5以上のシャフトのように大きいと、ボールはつかまりやすくなり、ミスショット時の許容性は大きくなるので安定して飛ばすことができます。
キックポイント(調子)
キックポイントはシャフトが最もしなるポイントを示し、「手元調子」、「中調子」、「先調子」などがあります。しかし、キックポイントは基本的にシャフト中央の狭い範囲でしか、しなるポイントが計測できないため、それだけでシャフト特性を判断するのは危険です。
ゴルフスイング完全マスターで解説している通り、シャフトのしなりを活かすには、スイングの基本が重要です。
詳細は有賀園ゴルフ - アイアンシャフトの選び方をご覧ください。
プロフィッティングの重要性
プロフェッショナルなフィッティングでは、20以上のシャフト属性が考慮されます。これには、ゴルファーの身長、体重、手首から床までの距離、筋力、打ち出し特性、スイングダイナミクスなどが含まれます。
シャフト選びのインパクトは非常に大きく、ボールインパクトが0.5インチずれるだけで飛距離が7%減少し、1インチずれると14%も減少するというデータがあります(出典:True Fit Clubs - Best Iron Shafts)。
このような微細な差が、1ラウンド通してスコアに大きく影響を与えるため、専門家によるフィッティングは非常に価値があります。効果的なゴルフ練習法と組み合わせることで、上達スピードが格段に向上します。
2026年おすすめシャフトモデル
現在、市場で高く評価されているシャフトモデルをご紹介します。
軽量スチールシャフト
- MODUS TOUR105:捕まりと上がりやすさを重視
- NS950GH NEO:幅広いゴルファーに対応する汎用性
重量スチールシャフト
- ダイナミックゴールド:伝統的な定番モデル、安定性抜群
- MODUS TOUR125:先端側を硬めに設計しスピン量を確保
MODUS TOUR120は全体としては柔らかいタイプのスチールシャフトですが、先端側は硬めに仕上げていてスピン量を確保できる設計となっています。ゴルフクラブテクノロジーの記事でも、最新のシャフト技術について詳しく解説しています。
詳しい製品情報はみんなのゴルフダイジェスト - アイアンシャフト選びで確認できます。
まとめ:最適なシャフト選びで理想のショットを
アイアンシャフトの選択は、素材(スチール/カーボン)、重量、フレックス、トルク、キックポイントなど多くの要素を総合的に考慮する必要があります。メーカー間で基準が統一されていないため、必ず試打とフィッティングを行うことが成功の鍵です。
自分のヘッドスピード、キャリー距離、そしてスイングスタイルを正確に把握し、専門家のアドバイスを受けながら最適なシャフトを見つけることで、スコアメイク術の向上につながります。シャフト選びに投資する時間と費用は、必ずあなたのゴルフを次のレベルへと引き上げてくれるでしょう。






